マイナポータルAPって何?
マイナポータルAPとはそもそも何?という方も少なくないと思いますが、名前の通り「マイナンバーカード」を読み取る用のスマートフォンアプリです。
今回はそんなマイナポータルAPを簡単に解説していきたいと思います。
個人番号カード、通称マイナンバーカードは日本において「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づいて、申請した人のみに発行されるプラスチック製のICカードです。
2017年から政府が始めた、マイナンバーカードを利用してオンラインサービスを受けることができるマイナポータル。
子育てや介護や確定申告などの行政手続きを、ワンストップでスムーズに行うことができ、その住民に合った行政のお知らせなどを受け取ることができます。2020年には定額給付金のオンライン申請にも利用されました。
そんなマイナポータルを利用するときに必要なのが、マイナポータルAPです。
マイナポータルAPをインストールしているスマートフォンで、マイナンバーカードを直接読み取ったり、パソコン画面に表示されている2次元バーコードを読み取ることでマイナポータルへのログインが利用可能になります。
わざわざ税務署や市役所などに出向くことなく自宅で行政サービスを利用できるのでとても便利なサービスです。
マイナポータルAPに対応している機種
まずマイナポートAPを利用する前にお持ちのスマートフォンが読み取りに対応している機種か確認しておきましょう。(対応機種はこちら)
NFC対応のスマートフォンはほとんどの機種が対応しているかと思います。
お持ちの機種が対応していたら次はログイン方法です。
1.マイナポータルAPを開いて、「スマホでログイン」をタップ
2.「利用者証明用電子証明書のパスワード」を入力
マイナンバーカードを作る際に決めた「利用者所言う名用電子証明書」のパスワードを入力します。
3.マイナンバーカードをかざす
この画面が出てきたらマイナンバーカードをスマートフォンのNFC読み取り位置にかざしてください。
もし読み取れない場合は機種によって読み取り位置が違うので、読み取り位置を確認してから再度試してみてください。
4.メールアドレスを入力
カードを読み取ったら、ログインした場合にメール通知を受け取りたい人のみメールアドレスを入力してください。
メール通知を受け取りたくない人はチェックを外してそのまま次に進んでください。
※もし誰かが自分の代わりにログインされるようなことがあった場合に通知が来るようにメール通知しておくことをおすすめします。
5.マイナポータル利用可能
この画面が出てきたらマイナポータルを利用できるようになりました。
マイナポータルAPの活用方法を紹介
マイナポータルを利用する際に必要不可欠なアプリがマイナポータルAPですが、実際マイナポータルはどんなふうに活用されているか紹介していきたいと思います。
マイナンバーカードを健康保険証として使いたいとき
2021年3月から医療機関・薬局などで、健康保険証としてマイナンバーカードが利用できるようになりました。
健康保険証をマイナンバーカードで利用するメリットとしては、
・就職、転職、引越をしても健康保険証としてずっと利用できる。
就職や転職、引越の度にわざわざ発行し直さなくていけない煩わしさがマイナンバーカードだとなくなるのはとても便利です。
・特定健診情報や薬剤情報・医療費などをマイナポータルから見ることができる
医療機関でもらう領収書や処方されたお薬の情報などを書類でいちいちチェックしなくても、ネットで簡単にマイナポータルから確認することができるのもありがたいです。
・マイナポータルから医療控除の確定申告ができる
わざわざ領収書や明細書を集めて税務署に行かなくてはならない面倒くさい医療控除の確定申告を自宅で簡単に申請することができます。
・処方箋などの書類が必要なくなる。
医療機関でもらっていた書類がすべてペーパーレスになります。
使い方も簡単で医療機関などにおいてあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざして顔写真で本人確認をするだけです。
保険証としての利用申込みもマイナポータルからマイナポータルAPでカードを読み取り簡単に申し込みすることができます。
その他の公的機関との連携
納税の申請や届出等を行うときに利用するオンラインサービスの「e-Tax」や年金関係の手続きをできる「ねんきんネット」などとマイナポータルを連携する際にもマイナポータルAPが必要になってきます。
連携することによって一つのホームページで手続きが完結するのでとても楽に手続きすることができるようになります。